熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、 場合によっては死亡することもあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、 周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
暑さ指数は、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目し、気温、湿度、風速、輻射(放射)熱をもとに算出する指標として、特に労働や運動時の熱中症予防に用いられています。
暑さ指数が33以上となり、熱中症の危険性が極めて高くなることが予測される場合に、「熱中症警戒アラート」が発表されます。アラートの発表時には、不要不急の外出を避け、エアコンを活用して室内で過ごしましょう。屋外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
暑さ指数が35以上となり、過去に例のない危険な暑さが予測され、人の健康に重大な被害が生じるおそれがある場合に、新たに「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。アラートの発表時には、外出はできるだけ控え、一人ひとりが熱中症予防行動を徹底するとともに、家族や周囲の人々による見守りや声かけを積極的に行いましょう。