志賀町

世界禁煙デー」「禁煙週間」について

たばこの煙には約5,300種類の化学物質が含まれ、そのうち約70種類は発がん物質です。
また、受動喫煙の危険性やニコチンの依存性など、たばこの煙が健康に与える影響が大きな問題となっています。

厚生労働省では、毎年5月31日の「世界禁煙デー」から6月6日までの1週間を「禁煙週間」と定めました。
この機会に、たばこの煙が健康に及ぼす影響について考え、禁煙に取り組んでみませんか。
    
令和6年度の禁煙週間のテーマ
「たばこの健康影響を知ろう! ~たばことCOPDの関係性~ 」

 

受動喫煙について


受動喫煙とは、本人が喫煙していなくても喫煙者のたばこの煙を吸わされてしまうことをいいます。
特に、たばこから立ち上がる副流煙には、たばこを吸う人が口から直接吸い込む主流煙よりも高濃度の有害物質(ニコチンやタール等)が含まれており、たばこを吸わない人の健康にも悪影響を及ぼします。
 
「たばこ対策に関する世論調査(令和4年8月・内閣府)」の結果では、喫煙者のたばこの煙について、83.3%の方が「不快に思う」と答えています。
たばこの煙は、喫煙者が想像するより多く、不快に感じられているのかもしれません。

たばこを吸う方は周りに配慮し、たばこを吸わない方は喫煙スペースに近づかない、禁煙店を選ぶなど自分の健康を守りましょう。
 
そのほかにも、タバコは思考力・学習能力を低下させたり、肌荒れやシミ・そばかすの原因になったりします。
喫煙開始年齢が若いほど、タバコの悪影響は大きくなります。タバコが及ぼす影響について理解し、自分の健康を守りましょう。

COPDとは

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。
タバコの煙を主とする有害物質を長期間吸うことで生じた肺の炎症性疾患で、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病といえます。

【原因】
最大の原因は喫煙です。喫煙者の15~20%がCOPDを発症するといわれています。
タバコの煙を吸い込むことで気管支に炎症がおきて、咳や痰が出たり、気管支が細くなることによって空気の流れが低下します。
また、肺胞(肺の小さな袋で、酸素と二酸化炭素のガス交換を行う)が破壊されて肺気腫という状態になると、酸素の取り込みや二酸化炭素を排出する機能が低下します。
COPDは、これらの変化が併存していると考えられており、治療によっても元に戻ることはありません。

【症状】
労作性呼吸困難(身体を動かした時に息切れを感じる)や慢性の咳や痰が特徴的な症状です。
 



参考

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