災害などの大きな出来事・つらい出来事から、1か月・1年・10年などの節目に、当時のことを思い
出して感情が大きく揺れることを「節目反応(記念日反応)」といいます。
出来事が起こった日付と一緒にその体験が記憶されるため、意識しなくても日付が近づくにつれて、
こころや体が反応します。
これは異常な反応ではなく、多くの場合は短期間で回復するといわれています。
【起こりやすい反応】
・怖い気持ちや不安な気持ちが強くなる
・悲しみや喪失感が強くなる
・イライラや怒り、罪悪感などの感情が強くなる
・出来事について思い出したり、夢に見る
・出来事が起こった時の感情や身体反応、考えがよみがえる 等
【対処法について】
・節目反応は「誰にでも起こる」ことを知っておく。
・自分のこころや体の反応に注意を向けておく。
・目から入る情報(映像・動画・写真等)に気を付ける。
映像は無意識に体験を思い出すきっかけになりやすい。
節目が近づくと震災関係の報道が増えるので、注意しておく。
・その日を迎える時の自分の活動を考え、準備し、実施する。
旅行などに出かけて、非日常的に過ごす方法もある。
・自分を支えてくれる人とゆっくり過ごす。
特にこどもに必要なことは、「安心・安全・睡眠」です。
子どもがいつも通りの生活を安心して過ごせるよう整えることが大切です。
つらいときには誰かに相談してみることもおすすめします。
【相談先】
〇石川こころのケアセンター(平日9:00~17:00)
0120-333-247(フリーダイヤル)
〇こころの相談ダイヤル(24時間365日)
076-237-2700(平日9:00~17:00)
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